平成経済
1投稿者:ヽ(´ー`)ノ  投稿日:2022/03/17(木)10:52:56
平成
1989年1月8日 – 2019年4月30日
32投稿者:ヽ(´ー`)ノ  投稿日:2022/03/29(火)04:50:13
1970年度から2005年度までの、GDPの伸び率と政府支出の伸び率を比較してみる。
まず見逃してはならないのは、GDPの伸び率に比べて政府支出の伸び率のほうが低いことが通例であったということである。
つまり、政府支出に肥大化傾向などは見られないのである。したがって、「政府支出が肥大化してきたのが日本経済の癌である」などと叫んできたマスコミ好みの「通説」も、はなはだしい誤謬であったということがわかる。

わが国の1970年度から2005年度までについて、長期的にまとめてみたり、あるいは、幾つかの期間に区切って観察したりしてみているわけであるが、そのいずれにおいても、最終需要ベースのトータルとしての「自生的有効需要支出額」の伸び率と、GDPの伸び率とが、驚くほどぴったりと、よく近似・合致しているということが、顕著な特徴となっている。

しかも、「自生的有効需要支出額」を構成してる前記3項目の相対的シェアがかなり変化した場合であってさえも、常によく近似・合致しているのである。「平成不況期」に入った1990年代以降について見ても、「自生的有効需要支出額」の伸び率が低くなっているのに比例して、GDPの伸び率も低くなってしまっているのである。
つまり、「平成不況」は「構造不況」などではなく、ただ単に、トータルとしての「自生的有効需要支出額」が低迷してきたという「需要要因」によってのみ生じた不況であったにすぎないのである。
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